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液状化による浮上抑止機能|サンドマジック

sandmagic_img飲料水兼用型(7.5-ASL)
潜函型・円型(H-ASL)に適用可能です。

東日本大震災における液状化被害は、東京湾の沿岸部だけでも東京ドーム900個分に相当する約4200ヘクタールに及んだと言われています。住宅被害は関東地方だけで約1万7000棟。首都圏では液状化被害により、耐震性貯水槽が浮き上がってしまい中の水が利用できなかった事例がありました。
そこで当社は、地盤工学における液状化対策を研究されている東海大学工学部土木工学科本間重雄教授と共同で、業界初の液状化に対応した新技術を開発。液状化による浮上抑止機能「サンドマジック」を搭載した製品を発売しました。「サンドマジック」は当社の登録商標(第5536791号)であり、同技術で特許を取得しました。

東日本大震災で実証された耐震性

東日本大震災の被害地区に設置した60基の耐震性貯水槽を震災後全て現地調査。その全てに損傷はみられませんでした。

小型・軽量で施工が容易になり工期も短縮

軽量化により従来品に比べ、製品部分が更に細分化されて、運搬設置が容易になり中型車での搬入も可能になりました。

設置環境の制約を軽減

当社鋼性水槽は、内外面を厚膜型ノンタールエポキシ樹脂によってコーティングされ、さらに外面に取り付けたマグネシウム電気防食棒の装着により、防食、防錆を施しています。

液状化に対応

緊急遮断弁、給水栓が製品本体に溶接されマンホールの中に格納されておりますので水槽から分離しません。底面に受ける間隙水圧をセンターポールから逃します。周波数3Hz、振幅3㎜の正弦波を水平方向に作用させ、加振継続時間を15秒間似て実験した結果、液状化に対する効果を確認しました。